2013年08月28日

シンプルリスト

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ドミニック・ローホー著『シンプルリスト』
シンプルな生活を手に入れるためにリストアップすることが書かれています。

影響されやすい私は、家の中を片づけ不要な服や本、食器、古いクッション…捨てました!
熱中しすぎて背中を痛めてしまいましたが…。

この本の中でとくに気に入った個所
 「これが私!」といえるものが見つかるリスト…の中から
   *居心地がいいと思うカフェや公園
        
   *自分らしい服やアクセサリー

 「夢」を育てるリスト…の中から
   *家を建てたい理想の場所
   *無人島に行くとしたら持っていくもの
   *世界一周の旅に出るとしたら、ミニバンに詰め込むもの  

 「画家エミリーの決断」…から。
   *カナダの画家エミリー・カーが、猿とネズミと2匹の子犬を連れて
    トレーラー・ハウスに移り住もうと決めたのは…。

たしかに本当に必要なものってそう多くはないですね。

以前にエッセーで夢のリスト、捨てる決断について書いたことがあります。
よかったら…。
        http://bit.ly/17ixZYp (夢)
                http://bit.ly/19Y2Ptf (サヨナラガニガテ)


posted by ビーディー at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月04日

横浜散歩:「ヨコハマ・ヤンキー」

yokohama2.jpg 横浜港界隈や元町商店街は、このブログ
 でもときどき紹介することがありますが、
 今日は興味深い本の紹介です。

 『ヨコハマ・ヤンキー 
    ――日本の異邦人家族5世代』
 原版(英語)
 (レズリー・ヘルム著)という本です。

日本人を養子とした「ヘルム家」という国際的な家族の物語を含んだ本だそうです。

元町や横浜港の昔の写真や絵も紹介されているとのこと…。

詳しくはこちらをご覧ください。
 http://www.kenkyu-kai.info/essay/detail.php?name=johnson

上の絵は、『横濱海岸通之圖』
この絵は散歩の途中に横浜大桟橋の入り口にある橋の下の壁に描かれているのを撮影したものですが、中央は横浜港税関の建物のようです。
ネットで調べてみると、歌川広重(三代)により描かれたもの(1870年、錦絵・版画?)があり、それを写し撮ったもののようです。広重による同じ構図の絵が紹介されています。

この本、日本語で読めるようになるといいですね。


posted by ビーディー at 18:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月21日

再び須賀さん

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菜園よ、わたしの。しゅうとめの低い声が返ってきた。うれしくて上気したようなとき、それを抑えようとするみたいに・・・・

しゅうとめがとうとう《彼女の》菜園に私を連れていってくれたのは、夫が死んで二年もたってからだった。
・・・・・・・・・

わがもの顔に繁茂しているのは、生命力のつよい野草やハーブや花の木だけだった。
・・・・
たった一メートル四方あるかないかの、それこそハンカチのような菜園は、・・・・信じられないくらいちいさくて、すべてがぼうぼうの草に被われていた。

・・・・どこから来たのか、ミツバチがせわしげに花の間を飛び回っていた。

(須賀敦子『トリエステの坂道』から)

私はこのくだりが好きだ。
人が大切にしている対象は、案外とこのようにささやかなものなのかもしれない。
ちょっと切ないけれど、慰めに満ちている。

posted by ビーディー at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月18日

須賀敦子さんのヴェネツィア

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このところヴェネチアンビーズを使ったアクセをアップしたせいか、私、急にヴェネチアムードです。

ヴェネツィアが「島」だとかねがね聞いていたはずなのに、実際に行ってみると「島」は見えなくて、隅々まで「町」のふりをしている、その虚構性に私ははまた呆然として一日を過ごしたような気がする。

「地図のない道」という著書に須賀さんはこうヴェネチアを表現している。

きらびやかな表向きのヴェネチアを支えているのは、ユダヤ人たちが閉じ込められて生きてきたゲットという町ではないか…とも。

ヴェネチア旅行から10年後、私がイタリアではなくギリシャを旅先に選んだのは「ユルスナールの靴」の影響だったかも。

あるTV局制作の「イタリアへ…須賀敦子・静かなる魂の旅」は、なぜかあまり好きではなかった。
あまりにも彼女の世界をなぞっている気がして…表面的に。
もっと距離感がほしかった。

須賀さんの世界が好きなのに…不思議ですね。

posted by ビーディー at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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